店長日記
東日本大震災11年
東日本大震災は11年となった。午後2時46分の発生時刻に合わせて
各地で追悼行事が行われた。山形市の文翔館前では、いつものように
キャンドルナイトが行われた。防潮堤は9割完成しているが、原発は
これから処理水の放出準備、廃炉 など先は長いようです。つくづく
原発を含む大災害であったと実感します。原発事故については人災的
な面も大きく、原発を調査した国会事故調報告書 という分厚い本が
あります。事故調元委員長の黒川 清 氏の著書で 規制の虜 という
本があります。注目するタイトルだけ見ても、
・異論を言いにくい社会
・同調圧力を乗り越えるには
・上からの指示に逆らえない日本企業の服従文化
・情報の共有に消極的な日本
・もしも・・を考えない日本
当時 国会での質疑においても「想定外」だったという答弁が
多かった。黒川 氏はこの本の冒頭で、志が低く、責任感がない。
自分たちの問題であるにもかかわらず、他人事のようなことばかり言う。
普段は威張っているのに、困難に遭うと我が身かわいさからすぐ逃げる。
これが日本の中枢にいる「リーダーたち」だ。
政治、行政、銀行、大企業、大学、どこにいる「リーダー」も同じである。
日本は全体としては優れているが、大局観をもって「身を賭しても」という
真のリーダーがいない。国民にとって、なんと不幸なことか・・・。
福島第一原子力発電事故から5年が過ぎた今、私は改めてこの思いを強く
している。・・と書かれています。
11年経った今この本を学びたいと思った次第です。
「規制の虜 黒川 清 講談社」
震災での被害に遭われた方のご冥福とお見舞いを申し上げます。
コメント

これは私を大いに助けます! 素敵な情報をありがとうございました。