米に”弾力”をもたらしたお米
「はえぬき」は芯があるように感じるほどの「弾力」があるお米です。お米に「弾力」というおいしさを生んだのははえぬきだとも言われています。はえぬきは、あきたこまち、コシヒカリ、ササニシキなど、現在主流の銘柄の多くをルーツに持つお米でもあります。豊かな弾力と粘りに加え、食感も見た目もよいお米です。
平成3年に庄内で地方生まれました。以降、山形では種籾を優良なものに厳選し、籾数と茎数を抑えて根を深く張らせ、ひとつの穂への栄養を充実させます。肥料に頼る比重を少なくし、自然の力をうまく伸ばして、良い食味と安定性のあるはえぬきを育てています。
食味ランキング特A評価を連続14年間獲得!
山形人が心をこめて作り上げ、現在もオリジナル水稲奨励品種として県で力を入れて育てている「はえぬき」は、日本穀物検定協会が行う食味ランキングにて、14年間連続で特A評価を獲得しました。
日本穀物検定協会は、日本で最も早く米の食味検定を行っており、このランキングは白飯の見た目、香り、味、粘り、硬さなどを5段階評価します。14年連続以上の特Aを達成しているのは、はえぬきの他には魚沼産コシヒカリのみ。山形のはえぬきが、魚沼産コシヒカリに匹敵するおいしさがあると言われる所以です。
化学肥料・農薬を低減する「特別栽培米」
特別栽培米は、化学肥料や農薬を低減する(その地域で本来使われている量の5割以下にする)ことを基本に育てられたお米です。農薬を使用しないため、お米本来の力で育つ事になります。また、特別栽培米は農水省基準に従い、農家の人たちの土壌管理や育成記録、精米や出荷まで責任をもって管理されているお米でもあります。お米本来の味を味わえる安全安心なお米です。
はえぬきのおすすめの食べ方
はえぬきは、粘りがありながら切れが良く、おにぎりにしてもぽろぽろとこぼれず食べやすいことから、コンビニのおにぎり用のお米として脚光を浴びました。おにぎりにするには最適なお米です。酢を入れると粘りが増すため、お稲荷さんや混ぜご飯におすすめです。粒がしっかりしており、食べ応えもあるため、しっかりした味のおかずが良く合います。豚カツやカレーライスなど、どっしりとしたおかずと一緒に食べたいお米です。