やまがた朝日屋のお知らせ

令和6年さくらんぼの作柄と早期終了について

日頃当店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

さくらんぼの販売状況につきまして、今年度は未曾有の高温障害により短期間でシーズンが終了し、さくらんぼの受付を終了しております。楽しみにしていただいた皆様には誠に申し訳ございません。

シーズン前には双子果が多い・実の成りが少ないなどが見られましたが、平年よりやや少なめの予測に落ち着いておりました。

生育は10日程早く、6月中旬頃に佐藤錦・紅秀峰の出荷時期が重なったところで、

気温が30度を超える高温日が続き、実が柔らかくなったり、干からびたように縮む被害がおきました。

生産者からの聞き取りでは、佐藤錦・紅秀峰ともに、木に成っている実の多くが、出荷に耐えられない程やわらかくなり、たくさん収穫しても出荷に耐えうる商品ができず、多くを廃棄せざるを得ないという状態でした。

当店でも出荷停止となる生産者が相次ぎ、今年度は紅秀峰も含め早期の販売終了となりました。

例年であればこれから紅秀峰や様々な品種が出るなか

楽しみにしていた皆様には誠に申し訳ございません。

また、お届けした中で満足いただける品質でお届けできなかったお客様にも大変申し訳ございませんでした。

さくらんぼ生産歴数十年の生産者の方々もこんな年は初めてだと

口ぐちに言っており、温暖化が猛威を奮っていることを実感しております。

28日には山形県で緊急の対策会議が開かれ、

県内多くの市町村でふるさと納税の返礼品のさくらんぼが発送できないなどの影響が出ている事や、

出荷量が前年のおよそ4割との報道も出ており、被害の状況が明らかになりつつあります。

県でも暑さ対策の設備導入の援助や、技術支援など様々な対策が行われる予定で、暑さ対策が急務となるのは確実です。

今後も山形の美味しいさくらんぼを皆様にお届けするために、

さくらんぼ県の販売店のひとつとして、当店も自分たちにできることを模索して参ります。